エントランスの構えを少しでも整えようと創作延段を考える。
戸谷先生から譲って頂いた深谷産の煉瓦。今は製造していないが、明治21年、渋沢栄一が設立した
「日本煉瓦製造株式会社」製の貴重な煉瓦だ。
旧煉瓦製造施設/深谷市ホームページ
写真の煉瓦は本庄の煉瓦倉庫を解体した時のもの。
富士機工株式会社 | 企業情報 | 沿革
門袖のように立ててみた。座っている「レンガマン」は現代の物。
腕がもげてしまったので後でくっつけてあげよう。
門袖の煉瓦は昭和に造られたもの。それは寸法でわかるらしい。大正14年以降に造られたものは21㎝×10㎝×6㎝。
そして製造した煉瓦には「日本」の刻印が入っている。
大正14年以前、明治〜のころに造られたレンガは22.8㎝×11㎝×6.2㎝だそうだ。
そしてその煉瓦には「上敷免製」の刻印が押されている。右から読むとなんとなくわかる。
上敷免とは深谷の地名であり、山一造園の所在地、東大沼の隣の地区にある。
100年前にこの地で製造された煉瓦が、時代を経て解体され、再びこの深谷の地「YAMAICHI GARDEN」に戻ってきた。
両サイドに、袖に見立てた塊を立て、枕木を敷きその間にそれらの煉瓦を組み込んだ。
数が限られているためデッキに近くなると石を小端立てにする。
もともとこの地盤を掘削して出てきた栗石を選定して使う。
そんな中にも一部「佐渡の赤玉石」を遊びで入れてみた。贅沢な。
そしてオープン前夜。出来る限りの掃除、準備をして上がる。いよいよだ。
マニアッカーズデザインさんに造ってもらったサインも取りついた。
上下写真は戸谷先生のFBから勝手に頂きました。綺麗に取って下さりありがとうございます。