江戸彼岸桜(エドヒガン)とは日本に自生するサクラの原種であり、その原種は11種類といわれます。
花見時期に有名なソメイヨシノは母をエドヒガン、父をオオシマザクラで掛け合わせた品種であり、実は日本古来のサクラにはこのエドヒガンが当てはまるのです。
有名な巨樹では山梨の神代桜(樹齢2000年)、岐阜の淡墨桜(樹齢1500年)があります。
今回はこの下町でオーナー様たっての願いでこのエドヒガンを植栽させていただくことができました。長寿のエドヒガンがいつまでも、企業の、街の名木となりますように。
上写真 右側がエドヒガン 左は枝垂れ桜
簡単な工事のようでも実は土壌から改良した大工事でした。
既存の土壌を1m堀ると過去のコンクリート残骸、枯木の根など出土し、それをすべて撤去。
新しく良質土を入れ替える作業をします
そしてパーライトという土壌改良剤を入れます
土中の排水性、通気性ををよくするといわれるものです
大変高額なものですが
菊川駅が近く、人通りも多い中で第3者への安全を気を付けながらの工事
道路使用許可は取得しています
他に河津桜が植栽されているエリアがあります。
擁壁の中で生きていることもあり成長がいまいちということで、解決策として擁壁に穴をあけ
詰まっている土壌に空気を入れることにしました。同時に排水も兼ねます。
散水・給水の工事もあり、協力してくれた川島機工設備さんにコアを抜いてもらいます。
そして植栽植付
自動散水システムを入れ、散水チューブをながします
おかげさまで、この猛暑が続く夏も乗り越えられそうです